3・2・1・・・。
0時になりました。
自分:「あ、なんかポストに手紙が入った様な音がした!」(現在の居場所アパート2階でポストは1階。笑)
彼女:「なになに?絶対聞こえる訳ない(¬_¬)」
自分:「あれ?気のせいかな。見に行こうよ!(必死)」
彼女:「寝る!(ニヤニヤしながら)」
自分:「・・・お願いだから、行こう?」
という茶番に付き合ってくれた彼女は、しぶしぶポストまで降りてくれました。
手紙は準備していなかったので、「え。ないよ?」と驚いている様子。そのまま、車の方へ誘導し、普段は無い所にある車に気づいてくれました。
「え。なにこれからどこか行くの?」と言って、車に近寄ると「わ、携帯持ってきた方が良かった気がする。」とブラインドの無い車なので、開ける前にネタバレしましたが、後部座席を開けると、とっても喜んでくれました。
とここで、問題発生。
神奈川県まで車で向かいたいのですが、その日は不運にもその日の夜に台風上陸予定。
プロポーズは夕焼けで撮りたいという希望が叶わない上に、思い出の場所巡りをする予定だったり、食事する場所も予約していたのです。夜に台風が上陸予定だったのは「不幸中の幸」でしたが、見事に予定が狂ってしまいました。
なので、急遽プロポーズを日の出に変更。
しかし、プロポーズしようとしていた「Pacific drive-in」はそんな早く開いていません。とりあえず、必死に朝日が見える場所を探しました。
まあ、兎にも角にも、日の出に間に合う様に車を出したいのです。
現在0時15分
日の出時間5時30分くらい。
目的地まで1時間45分程度かかります。
逆算しても3時45分には車を出さないといけない訳です。
前日、彼女も仕事があったので疲れているかなと思い、仮眠してから向かうことを提案しましたが、彼女から意外な一言。
「え。今から準備して行っても良いよ!」
ありがたき幸せ。
それなら寝過ごす心配もない上に、向こうで仮眠とれば安心できる。
早速準備し、車を走らせました。
もう真夜中のテンションじゃなかったと思います。笑
予定場所に到着。まだ日は出ていませんが、ゆっくり明るくなってきていました。
今日の予定について話していたら、あっという間に時間が過ぎていきました。
日の出予定15分前。
そっと彼女に動画を送信。
彼女がそれに気づき、動画を視聴。
見入ってくれている隙に、ダイヤ入りのネックレスを彼女の首に。
彼女が動画の視聴を終えたタイミングでフラワーBOXとプロポーズ言葉入りの手紙を渡し、告白・・・。
かなり声震えていましたね。2年も同棲して一緒にいてくれても、とても緊張しました。
初めは彼女も現状を飲み込めず、「え、はい。」と他人行儀な感じの返事になっていましたが、徐々に気づいてくれた様で。
「え。彼女じゃなくて、お嫁さんになるの?」と涙を流してくれました。
自分もすごく嬉しくて泣きそうになったのも束の間。
喜びのあまり、フラワーBOXを持ったままポーズをとり、前歯にフラワーBOXをぶつけていました。笑笑
もう、こんなタイミングで。笑 本当癒されます。笑
とりあえず、彼女としては・・・いや。もう彼女ではないですね。妻としては、疑問に思っていたことがあった様で…。
「結婚前にしたいことあるって言ってたよね?」と。
やっと「結婚前にプロポーズはしておきたかった」と伝えることが出来ました。
妻が「やられた」って表情をしてくれたのを鮮明に覚えています。笑
と、喜んで満足ばかりしていられません。
思い出に残すために、日の出が大事なのです!!
すぐに車を出て、日の出が見える場所へ向かいました。
綺麗な日の出でした。
すぐにカメラのアングルだったり、ポジションだったりを試行錯誤して撮影。
その写真がこちら。
結局、プロポーズ場所は少し離れましたが、江ノ島で行いました。
そこからは、夫婦としての写真撮影メインの思い出巡り。もちろん「Pacific drive-in」にも行きました。
移動中、車内では今後の予定等も話をしていました。
自分は一年前から予定立てていたので、色々スケジュール等のイメージがあった訳です。ただ、妻は今まで結婚するのはもっと後だと思っていたのに、たった今プロポーズされて、困惑している状態です。
とりあえず、その二人の差を埋めるために妻がとった行動とは・・・。