妻へのプロポーズ② 〜サプライズ検討の日々「Part4:Plan検討」〜

自分の中でのコンセプトは

・まず、プロポーズを成功させること

・そもそも誕生日なので、生まれて来て良かったと思って欲しい

その2点に重点を置きました。

まず、プロポーズのタイミングは

「人生で最大のイベントなので、写真にも納めたい。」

「良い景色で思い出に残したい。」

と言う欲張りな自分なので、

『誕生日を満喫した夕方、夕陽が沈む時間にサプライズでしたい!』と考えました。

ただ、ダイヤ入りのネックレスを渡すだけでは、なんだか味気ない。

せっかくなら、驚かせたいと思う訳です。

口下手な自分は、言葉を考えたとしても、噛んだり、言葉が抜けたりすると思ったので、動画を作成することに決めました。今までの思い出の写真をつなぎ合わせて、自分の思いをひたすら伝える動画。

※結局、仕事の通勤時間や空いた時間を利用して、9分半の動画を作るために、3ヶ月かかりました。笑

そこが決まれば、あとはスケジュールをどうするか決めるだけです。

・恥ずかしながら、車は持っていないので、前日に車をレンタル。

・夕陽の沈む時間を調べて、そこに間に合う様に回る場所を調べる。

・何時に起きて、どのくらいで準備を終えて、何時に家を出るか。

・プロポーズ後の夕食も、彼女の好きな食べ物があるお店を探す。などなど。

割と抜かりなく準備しました。

まあ、1年も期間があったので、ゆっくり準備することができました。

・・・ですが、現実はそんな甘くないのです。

誕生日1週間前、彼女がふと「私、結婚いつするんだろう」と言い出すのです。

個人的には、約1年弱前から準備は始めていたので、焦ることはなかったのですが、彼女の気持ちを汲むと、勝手に「早くプロポーズして欲しい」と言っている様に聞こえてしまいました。

なので、「実は結婚する前にやりたいこと(プロポーズ)があるんだよね」と何の気なく言ってしまいました。

すると彼女の表情は一変。

「結婚する前にしたいことってなんなの?」「企業でもするの?」と。

いや、まさか、結婚する前に「プロポーズしたい」なんて言えないじゃないですか。ひたすら1年かけて計画していたPlanですよ。

「今は言えないけど、ちゃんと伝えるからね。」と苦し紛れに濁しました。

そこから悪夢が始まりました。

「私もう25歳になるのに、これからやりたいこと初めて、どのくらい待つことになるの?」

「なんで今言えないことなの?」

「これだけ一緒にいて、私に隠し事しているってこと?」

「そんな人をどうやってこれから信じれば良いの?」

・・・ごもっとも。

余計なことを言ってしまったために、プロポーズ当日までの1週間はあまり口を聞いてもらえませんでした。途中、「誕生日にはちゃんと伝えるから!」とも言いましたけど、普通に考えて、今後の人生に対する重要なことをそんな流暢に待っていられないですよね。

彼女も最後は呆れて、「私聞かなかったことにするから良い。」とまで言わせてしまいました。

口は災のもととはよく言ったものですね。

こればっかりは、浮かれていた自分の気持ちを深く反省しました。

もう何度も「予定が狂っても良いから、彼女に告白しよう」と考えたことか。

そんな面持ちで着々と時間が過ぎて行き、彼女の25回目の誕生日と大切に温めた?プロポーズを予定している前日を迎えるのです。

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