概要編

早速前回の続きにはなりますが、過去に色々と家族や友人には特に迷惑をかけまして・・・。

細かいものは多々あるのですが、その中でも

①顎の粉砕骨折

②尿管結石

③潰瘍性大腸炎

 の3つに関しては、僕の人生を大きく変える出来事になったのでは無いでしょうか。と自負しております。

 これらのことを1日で書ききるには、まだ文章能力・速度がないので、今日は概要だけ記載させていただきます。

①顎の粉砕骨折について

高校1年生です。もし顎を骨折(しかも砕けてます)した場合、どう固定するでしょうか。

今だから笑って話せる面白エピソードもありますが、文章を読んで共感し過ぎちゃう方は見ない方がいいかも知れないです。

②尿管結石について

専門学校時代の話。当時20歳になったばかりでしたが、これはもう①とは違う痛いです。まだ若いって安心している学生も気をつけて欲しいので、読んで欲しいです。もし、もう経験あるよって方は共感してください。笑

③潰瘍性大腸炎について

安倍総理大臣もなったことで少し有名になりましたが、現代社会でも増え始めている難病です。色々調べていると、自分はまだ症状も軽い方な気がしますが、それでも相当キツイです。これはまだ特効薬もないので対症療法(症状を治すのではなく進行を抑える)しかありません。

その他にも肩・肘疲労骨折、鵞足炎、捻挫、等々もしているので、現在医療人として働かせて貰っていますが、スタッフの中でも患者様の気持ちに寄り添えるような経験をしてきたと思っています。

正直、世の中もっと大変な思いをされている方も多いと思っています。その中でも少しでも読んでいただけた時に力になれたら嬉しいです。今日もお付き合い頂きありがとうございました。

③潰瘍性大腸炎になってしまった

自分の経験の中で一番の出来事であったであろう、潰瘍性大腸炎の経験をお伝えします。

潰瘍性大腸炎なんて聞いたこともない人もいると思いますが、胃潰瘍は耳にしたことがあるのではないでしょうか。あれは胃酸の分泌が多くなったり、胃を保護している粘膜を消化してしまうことで穴が空いたり、ただれてしまう病気です。極端な話、その大腸バージョンと考えてください。しかし、大腸には酸はなく、機能としては水と電解質が吸収される場所です。何で潰瘍となってしまうかと言うと、自己免疫(体の中の菌と戦う細胞)が誤って、正常な大腸を攻撃してしまうことで、起こるそうです。主な症状は腹痛と下痢(血便)です。

初めて体調の変化に気付いたのは、就職して2年目(当時22歳)になったばかりの5月。トイレで血便を確認。その時はストレスで生じることもあるとネットで見ていたので気にもしていませんでしたが、1週間続いたことに不安を感じて受診したところ、潰瘍性大腸炎の診断を受けました。難病ということで衝撃を受けましたが、その時は少し血が混ざっているくらいの症状だったので、あまり深く考えないことにしました。

状態が悪化したのが、それから2ヶ月が過ぎた7月のこと。38°台の熱を出してしまいました。夏に熱を出すのは珍しい方ですが、次の日からとにかくトイレが近い。多い時は15分に1回ペースでトイレに行っていました。

もちろん仕事しているので、職場まで電車通勤する訳ですが、職場までおおよそ1時間程度かかる訳です。最寄りの駅に着くまでコンビニ2件ハシゴしてトイレを借りたり、電車から降りて駅のトイレに駆け込んだりもありました。

あまりにも仕事に影響が出てしまうので、すぐ病院へ受診すると、早急に入院してくださいと…。

幸いにも病院勤務なので、職場もすぐに理解してくださり、次の日から1ヶ月目安で入院することになったのですが、そこからがキツイ生活でした・・・。

潰瘍性大腸炎闘病生活

まず、大腸があまり機能していないので、体の中に水分があまり吸収できておらず、採血するにも血管が全然出てこないと言われ、何回も注射針を刺されました。痛いけどそうも言っていられず、アザだらけ・・・。

そこから本格的に治療することになりますが、L―CAPという、人工透析の機械に白血球(多くなり過ぎた免疫細胞)を吸着する機械で血液を通す治療だそうです。献血した事のある人なら分かると思いますが、針がめちゃめちゃ太いんですよ。タダでさえ血管浮き出てこないって言われているのに、一回刺されるのも大変でした(退院してから、麻酔も出来たと聞かされましたが…笑)。

何とかL−CAPを終了して一息ついた時に、主治医から一言。

「これは10セットで一回だから、様子を見て回数検討していきましょう。」

・・・え。汗

あの痛みを残り9回もしくは+αもあると思うと頭おかしくなりそうでした。

病院生活。顎の骨折で4日ほど入院した経験はありますが、1ヶ月となるとまた話は変わってきます。

まず食事。内臓の病気なので、1週間点滴での生活。飴と水分(水とお茶)だけは許可されていましたが、その他は口にできません。1週間終えた時に初めてご飯が出ると言われて楽しみにしていたら、お粥の上澄みと味噌汁の上澄みの様な液体がコップ2杯運ばれてくるだけ…。食べることにつくづく縁がないと思いましたね。

また、内臓には問題がありますが、体自体は健康な訳です。ただ、テレビ代は高い上にやることもないんです。携帯を弄るにしても目と肩が疲れるし、入院している人はご高齢な方が多くて、イライラしている人も多いのであまり話せませんでした。

休みは欲しいと思っていましたが、突然やる事がなくなるのもとても辛いことを学びました。次回は嬉しかったことと後悔したことについて記載しようと思います。

PS.昨日は尿管結石が再発しまして、とても悶え苦しんでおりました。

今回で三回目でしたが、今回のは特にひどく、腎臓に1cm以上の結石も確認された様です。もし、9月までに無くならなかったら手術することになるだろうと・・・。もし良くなる方法等知っている方がいたら教えてください。

病院生活でも嬉しかったこと・後悔したこと

職場が隣の病院なので、お見舞いにもチラホラ来てくれるのはとても嬉しかったです。

職場の上司は隠すのが難しい大人な本を買ってくるし、食事制限を知らない同級生はお見舞いと言ったら食べ物という一切罪悪感のない美味しそうなものを買ってきてくれたり。笑

他にも、休みだからと言って、昼前から夜の面会時間までずっと一緒に話し相手してくれる同い年もいました。食事が出ない自分の前でも、もちろん友人たちはお腹が空くわけで…。途中でお昼を買ってきていましたが、目の前で食べれない自分に気を遣い、後ろ向きで食べようとしてくれたり、素敵な友人にも恵まれました。

個人的に嬉しかった差し入れは、意外かもしれませんが「雑誌」です。

携帯で色々検索もできますが、携帯は自分の頭にあるワードから調べることしかできないです。例えば、好きな食べ物を調べるにしても、頭に浮かぶものしか調べられないのです。ただ、雑誌は頭に浮かばないものまで記載されてあります。もちろん分野もたくさんありますから、もし差し入れに雑誌を採用する人がいましたら、大枠の趣味だったり、好きなものは知っておくと良いです。

さて・・・。

そんな周りの人たちにたくさん支えて頂いたのにも関わらず、入院を終えて4年が経過しようとしている今でも後悔している事があります。

当人はその出来事を忘れている様なことを言ってくれますが、完全に友人に八つ当たりしました。ただ、「大丈夫か?」って聞いてくれたのに、強めに「大丈夫な訳ないだろう」と・・・。自分に余裕がない状態だと優しくなれないですね。友人が帰ってから、ずっと反省して、「嫌われたらどうしよう」とか「何であんなこと言ったんだろう」と反省ばかりしていました。

でも、友人は気にも止めていない様に変わらず接してくれています。余裕のある今だからこそそんな素敵な友人に恵まれたことに感謝しています。これからゆっくり恩返ししていきたいとも思います。

そんなこんなで何とか不安定な状態から脱する事ができ、職場に復帰する事が出来たわけですが、この病気は完治するものではありません。増悪と寛解を繰り返す病気と言われています。

発症する原因は未だ明確とはなっていない様ですが、一般的にはストレスや食生活の変化によるものなんだそうです。

潰瘍性大腸炎は人口10万人あたり100人発症しており、割合としては1000人に1人に発症している現状です。年々数字も増えてきている病気ですが、現状は特効薬も出てはいない為、難病として指定されています。

病変としては様々なタイプがあり、1.大腸全体に炎症が生じる 2.左側の大腸に炎症が生じる 3.直腸に炎症が生じる など様々。その中でも、自分は比較的症状が少ない直腸タイプなので、他の潰瘍性大腸炎の方々と比較すると症状は軽く済んでいる様です。

正直、入院中はネガティブなことばかり考えていましたし、あの頃に戻ったとしても、やっぱりネガティブな考えになっていたと思います。ただ、入院生活を乗り越えた今となって思うことは、自分よりも大変な思いをしている人もたくさんいるということです。

外に出ている人は健康的な人にしかみえません。稀に杖をついている方、麻痺があって少し変わった歩き方や動きをしている方も見かけますが、基本的には、通勤・通学したり、遊びに行ったり、デートしたり、不自由な生活を送っていない様に見えます。でも、満足しているか聞いてみると、それぞれ悩みがあるものです。

今つらいと思っていることがある人は、是非病院に足を運んでみて欲しいです。

つらい状態から乗り越えようと努力している人がいます。

つらい状態を見守ることしかできない家族がいます。

もちろん元気な人もいますが、思い出してみてください。元気そうに振る舞っている人って、過去に何か大きな問題を抱えたりしている人いませんでしたか。

そんなことを思い出しながら、文章におこしていますが、次回はそんなことも踏まえ、「病気を通して学んだこと」について記載しようと思います。

今日も読んでくださってありがとうございました。

潰瘍性大腸炎再発

実は今年の8月。約3ヶ月ほど前から、潰瘍性大腸炎の増悪期を迎えておりました。

潰瘍性大腸炎の治療法は色々試していましたが、やはりステロイドの薬が一番効果的です。

今回も仕事を休む訳にもいかないので、お医者さんにステロイドの治療を依頼しました。

お医者さんも心良く承諾してくれました。

1ヶ月が経ち、薬が効いてきて、体調も良くなってきた頃を見計らって、徐々に薬の量を下げていくのが、いつもの自分の治療法。

ステロイドは強い薬なので、ニキビが顔だけでなく、肩・胸・背中まで出来ていました。それを見兼ねた妻は毎晩ニキビ用の薬を塗ってくれます(正直、妻の優しさに癒されていましたw)。

薬の量が減ってくると、比例する様にニキビの量も少なくなってきたのですが、なんと今回は薬の減薬中に再び悪化してしまったのです。

始めに気が付いたのが、便の緩さ。

ちょうど受診が2週間ごとになっていたので、お医者さんに事情を説明。

血液の問題も見られなかったこともあり、薬の量を減らさずに経過観察をすることに。

その後1週間も経たないうちにどんどん血液が混じり、腹痛にも見舞われました。

そこまでになると、食べ物を口にすると、腹痛と便意が襲ってくるため、次の受診まで基本飲み物またはゼリー等で食事を済ませていました。

5日で体重も63kg→58kgまで落ちました。

何が辛いって、食欲はあるんです。お腹が空くので、うどんなどの消化に良さそうな食べ物を選んで口にしてみたのですが、食べた後に後悔。1日に20〜25回はトイレに駆け込んだのでは無いでしょうか。

そんなこんなで、なんとか2週間を耐え切り、採血と受診へ。

先生の一言目が「状態良く無いでしょ?」って・・・。

それもそのはず、以前入院した時と比べて倍の炎症値まで上がっていたのです。

再びステロイドの薬を元の量(6倍)に戻すことに。

でも、薬の量を戻したら良くなるんです。日に日に回復して、今では1日にトイレ6〜8回くらいで済んでいます(まだ多いですが…)。我慢しないで、早く受診すれば良かったと思いました。

状態が悪化していると、本当前向きに物事が考えられなくなります。

妻と出かけても、何度もトイレ待ちをさせてしまう。

食欲はあるのに食べない自分は、「あー。ピザとかカレー、そぼろ丼とか親子丼食べたい」とか言っちゃうんです。そんな状態を見たら、妻も食べにくいですよね・・・。

でも、妻は本当に素敵な人でした。妻は「(自分のために)ダイエットする!」と言って、自分に合わせる様に夜はスープだけの生活を送ったりしてくれたり、自分の調子を察知して、「大丈夫?トイレ行く?」と何度も声をかけてくれました。

本当はお腹も空いてただろうに、「夜食べないのも3日はキツいけど、慣れたら大丈夫だね」なんて言ってくれるんです。

もう、感謝してもしきれないです。

調子が良くなってきても、油断している自分とは裏腹に前回と同じことにならない様、「この食材は腸にいいらしい」などたくさん調べてくれる上に、自分の食べたいと言っていたご飯を作ってくれるんです。

おいしい作り方も影で調べてくれたり、食材のことまで気を使ってくれて、この病気に対して、本人以上に一生懸命向き合ってくれる妻が心強いです。

こんな自分の妻になってくれて、本当にありがとう。

第8回 自己中断を防げ! ステロイド薬の副作用ってなんだか怖いんです。 – 医教コミュニティ つぼみクラブ

妻が調べてくれた

妻は、物事を調べるのが得意です。得意と言うよりも、「なるべく良い方法」や「自分に合った物はないか」など、よく調べています。

最近は、「自分のスタイルにはどんな服装や髪型が似合うのか。」また、「どんな色(口紅の色など)が合っているのか。」など調べている様です。男兄弟で育ってきた自分は、女の子を知らないのですが、自分磨きをこんなにしている女性は少ないのではないかと思ってしまいます(妻からしたら「まだ足りない」って言うと思いますが…)。

正直、バカップルだと思われるかもしれませんが、妻は何をしていても可愛いと思ってしまいます。こんな自分なので、妻には説得力だったり、信憑性に欠けると思われるかもしれません。ですが、服装だったり、髪の毛のアレンジだったり、最近どんどん大人の魅力が増している様に感じます。

それはさておきとして、前回、潰瘍性大腸炎が悪化してしまったことについて記載させて貰いました。妻は自らのことだけでなく、自分の病気についても調べようとしてくれます。

以前は尿管結石を再発した時も、「ウラジロガシ」と言う漢方を調べてくれて、かなり効果的面でした。

そして、今回、潰瘍性大腸炎にも漢方は有効と言うことも調べてくれて、漢方について話を聞きにいくことに。

初めて市販以外の漢方を試すことにしたのですが、すごい本格的。症状がとても重要らしく、30分くらい問診をして貰いました。症状だけでなく、長く付き合って体質改善をしていく物らしいので、自分の予算の兼ね合いも計算しながら処方して頂くことに。

漢方って薬との併用も良いらしいです。今回の病気の再燃には薬を飲んでいるのにも関わらず悪化してしまったので、薬だけでなく体質も改善できれば良いなと思っています。

金銭的には1ヶ月2万円程度の出費と中々大きい額となっていますが、それで状態が良くなるのであればと、先行投資感覚で始めることにしました。思い返せば、潰瘍性大腸炎を治すと謳っている本にも漢方は有効と書いてあったので、せっかく妻が教えてくれたこの機会をいい方向に持っていけたら嬉しいと思います。

いつもたくさん気にしてくれてありがとう。

調べ物をするショップ店員(女性)のイラスト | エコのモト

自己免疫抑制剤

久しぶりの投稿です。

昨年の8月より「潰瘍性大腸炎」に対するステロイドの服薬を続けた中での、悪化と寛解を繰り返しこれで4回目。

以前はステロイドを入れたら良くなっていたのですが、ステロイドを減薬して8mg→1.5mgまで少なくなると悪化してしまっている・・・という現状です。

ずっとステロイドを切らずに服薬し続けているので、主治医からも「方法を変えてみましょう」と説明がありました。

そこで出てきたのが、「自己免疫抑制剤」。

「服薬で行えるもの」と、「点滴で実施するもの」との2つの選択があるそうです。

遺伝子検査(血液検査)の結果次第でどちらか決まるそうですが、「点滴」で行う方の治療では入院が必要になるそうです。

以前、潰瘍性大腸炎で1ヶ月ほど入院しましたが、入院生活はあまりいい思い出がありません。

ましてや、4年前に初めて入院した時は独り身(母には面倒かけました)でしたが、今は大切な妻もいます。

どのくらい入院するか分からないですが、可能であれば入院はしないで済ましたい。入院費は高いし、働けない分収入もない。

妻は笑顔で「入院するなら、少し旅行費を削れば問題ないよ!」と明るく言ってくれますが、このご時世で外出もできず、家事をたくさんこなしてくれた妻には、このコロナが落ち着いた時、めいいっぱい贅沢や旅行などに連れて行ってあげたい。

病気になってしまったことを恨むわけにもいかないですし、この病気のおかげで学ぶこともたくさんあったのは事実ですが、病気を気にせず生活できることができたら、どれだけ幸せだろうかと思います。

みなさんも、実際にまだ病気にかかっていなくても、いつなるかわかりません。

中学校・高校まで、健康診断で引っかかることがなかった自分ですが、20歳を超えてから、尿管結石や潰瘍性大腸炎・胃腸炎などの病気になってしまいました。

病気に関しては分からないことも多く、「ストレス」や「食生活の乱れ」などで片付けられてしまいます。

どうしても生きていく上で「ストレス」は、かかってしまうものだとは思うのですが、「食生活」は意識できるものだと思います。

病気になってからでは遅いこともあります。

みなさんもなるべく長く良い健康が続きますように。

お腹の調子・・・

最近あまりブログ更新できていない現状が続いています・・・

その一番の理由が、お腹の調子不良です。

8月から腹部の不快感が続いています。

血便がなかなか止まらない・・・。

ステロイド入れ始めて減薬中に再燃を3回繰り返しました。

なんだか色々ショックを受けてしまったのが現実です。

可能であれば、治したい。

という思いから、漢方を試したりもしてみました。

結果は惨敗。トイレは近いままで、1日20回以上行く日が続きました。

もうステロイドを追加するしかないかと思っていた矢先。。。

「食物繊維の摂取が潰瘍性大腸炎を治すのに効果的」

と書いてある文を見つけました。

他にも納豆菌や、ビフィズス菌のような整腸作用のあるのも効果的なんだとか。

藁にもすがるような気持ちで、大腸を綺麗にするように心がけました。

そうするとどうでしょう。すごく若干ですが良くなってきている気がする。

時間はかかる気がしますが、根気強く頑張りたいと思います。