へその緒が絡まっていた我が子は顔が青ざめていました。
首もぐったりしていて動きも弱い上に泣きもしない。
妻は出産直後で疲労困憊している中、冷静なのは自分だけ・・・。
と思っていたのは自分だけでした。
一番冷静なのは助産師さん。
「大丈夫ですよ。今泣かせますね。」
・・・ん?。そんな簡単に泣かせられるの?。
と思いましたが、分娩台の近くに吸引ができる機械が置いてあり、口の中に入れたかと思うとすぐに鳴き声が。
とても安心しました。
聞くところによると、用水が気管に入っていただけ!だとか。
へその緒も首に巻き付いていましたが、妻が呼吸をしっかりしていたおかげで、胎児にもしっかりと酸素が供給できていたようです。
後に聞いた話ですが、妻よりも自分の方が呼吸荒かったそうで・・・。笑
いきんでいるときは呼吸の仕方も分からなくなるらしいですが、自分の呼吸を見て
「あ、私今あんまり呼吸出来てなかったんだ。」と自覚して呼吸を整えたり出来たそうです。
よくドラマで見るような、手をとって、「頑張れ!頑張れ!」と応援するような綺麗な雰囲気とは少し離れてしまった出産でしたが、無事出産を終えて、とても可愛らしい赤ちゃんが誕生しました。
これも3月〜12月までゆっくり大事にお腹の中で育んでくれて、こんなハードな出産を乗り越えてくれた妻のおかげと、我々のところに来てくれて、狭い産道を頑張って出てきてくれた我が子のおかげです。
頑張ってくれた二人のために、夫として、父としてこれからは二人に尽くしていきたいと思います。