潰瘍性大腸炎再発

実は今年の8月。約3ヶ月ほど前から、潰瘍性大腸炎の増悪期を迎えておりました。

潰瘍性大腸炎の治療法は色々試していましたが、やはりステロイドの薬が一番効果的です。

今回も仕事を休む訳にもいかないので、お医者さんにステロイドの治療を依頼しました。

お医者さんも心良く承諾してくれました。

1ヶ月が経ち、薬が効いてきて、体調も良くなってきた頃を見計らって、徐々に薬の量を下げていくのが、いつもの自分の治療法。

ステロイドは強い薬なので、ニキビが顔だけでなく、肩・胸・背中まで出来ていました。それを見兼ねた妻は毎晩ニキビ用の薬を塗ってくれます(正直、妻の優しさに癒されていましたw)。

薬の量が減ってくると、比例する様にニキビの量も少なくなってきたのですが、なんと今回は薬の減薬中に再び悪化してしまったのです。

始めに気が付いたのが、便の緩さ。

ちょうど受診が2週間ごとになっていたので、お医者さんに事情を説明。

血液の問題も見られなかったこともあり、薬の量を減らさずに経過観察をすることに。

その後1週間も経たないうちにどんどん血液が混じり、腹痛にも見舞われました。

そこまでになると、食べ物を口にすると、腹痛と便意が襲ってくるため、次の受診まで基本飲み物またはゼリー等で食事を済ませていました。

5日で体重も63kg→58kgまで落ちました。

何が辛いって、食欲はあるんです。お腹が空くので、うどんなどの消化に良さそうな食べ物を選んで口にしてみたのですが、食べた後に後悔。1日に20〜25回はトイレに駆け込んだのでは無いでしょうか。

そんなこんなで、なんとか2週間を耐え切り、採血と受診へ。

先生の一言目が「状態良く無いでしょ?」って・・・。

それもそのはず、以前入院した時と比べて倍の炎症値まで上がっていたのです。

再びステロイドの薬を元の量(6倍)に戻すことに。

でも、薬の量を戻したら良くなるんです。日に日に回復して、今では1日にトイレ6〜8回くらいで済んでいます(まだ多いですが…)。我慢しないで、早く受診すれば良かったと思いました。

状態が悪化していると、本当前向きに物事が考えられなくなります。

妻と出かけても、何度もトイレ待ちをさせてしまう。

食欲はあるのに食べない自分は、「あー。ピザとかカレー、そぼろ丼とか親子丼食べたい」とか言っちゃうんです。そんな状態を見たら、妻も食べにくいですよね・・・。

でも、妻は本当に素敵な人でした。妻は「(自分のために)ダイエットする!」と言って、自分に合わせる様に夜はスープだけの生活を送ったりしてくれたり、自分の調子を察知して、「大丈夫?トイレ行く?」と何度も声をかけてくれました。

本当はお腹も空いてただろうに、「夜食べないのも3日はキツいけど、慣れたら大丈夫だね」なんて言ってくれるんです。

もう、感謝してもしきれないです。

調子が良くなってきても、油断している自分とは裏腹に前回と同じことにならない様、「この食材は腸にいいらしい」などたくさん調べてくれる上に、自分の食べたいと言っていたご飯を作ってくれるんです。

おいしい作り方も影で調べてくれたり、食材のことまで気を使ってくれて、この病気に対して、本人以上に一生懸命向き合ってくれる妻が心強いです。

こんな自分の妻になってくれて、本当にありがとう。

第8回 自己中断を防げ! ステロイド薬の副作用ってなんだか怖いんです。 – 医教コミュニティ つぼみクラブ

自己免疫抑制剤

久しぶりの投稿です。

昨年の8月より「潰瘍性大腸炎」に対するステロイドの服薬を続けた中での、悪化と寛解を繰り返しこれで4回目。

以前はステロイドを入れたら良くなっていたのですが、ステロイドを減薬して8mg→1.5mgまで少なくなると悪化してしまっている・・・という現状です。

ずっとステロイドを切らずに服薬し続けているので、主治医からも「方法を変えてみましょう」と説明がありました。

そこで出てきたのが、「自己免疫抑制剤」。

「服薬で行えるもの」と、「点滴で実施するもの」との2つの選択があるそうです。

遺伝子検査(血液検査)の結果次第でどちらか決まるそうですが、「点滴」で行う方の治療では入院が必要になるそうです。

以前、潰瘍性大腸炎で1ヶ月ほど入院しましたが、入院生活はあまりいい思い出がありません。

ましてや、4年前に初めて入院した時は独り身(母には面倒かけました)でしたが、今は大切な妻もいます。

どのくらい入院するか分からないですが、可能であれば入院はしないで済ましたい。入院費は高いし、働けない分収入もない。

妻は笑顔で「入院するなら、少し旅行費を削れば問題ないよ!」と明るく言ってくれますが、このご時世で外出もできず、家事をたくさんこなしてくれた妻には、このコロナが落ち着いた時、めいいっぱい贅沢や旅行などに連れて行ってあげたい。

病気になってしまったことを恨むわけにもいかないですし、この病気のおかげで学ぶこともたくさんあったのは事実ですが、病気を気にせず生活できることができたら、どれだけ幸せだろうかと思います。

みなさんも、実際にまだ病気にかかっていなくても、いつなるかわかりません。

中学校・高校まで、健康診断で引っかかることがなかった自分ですが、20歳を超えてから、尿管結石や潰瘍性大腸炎・胃腸炎などの病気になってしまいました。

病気に関しては分からないことも多く、「ストレス」や「食生活の乱れ」などで片付けられてしまいます。

どうしても生きていく上で「ストレス」は、かかってしまうものだとは思うのですが、「食生活」は意識できるものだと思います。

病気になってからでは遅いこともあります。

みなさんもなるべく長く良い健康が続きますように。